こんにちは福田修司です。
初めて舞台の稽古に参加するって緊張しますよね。
家で本を読んで、稽古場について、読み合わせが終わったら立ち稽古。
演出の言われるまま訳も分からずみんなに合わせて動く。
ところが演出家はあなたの芝居に納得していないようです。
何が足りないのでしょうか?
それはあなたの個性が表現されていないからかもしれません。
舞台稽古に挑む心の持ちようを明確に自分で決めていくことで、
上手く自己表現が出来るかもしれません。
その理想の形は守破離ではないかと僕は思います。
【守破離】
剣道や茶道などで、修業における段階を示したもの。「守」は、師や流派の教え、型、技を忠実に守り、確実に身につける段階。「破」は、他の師や流派の教えについても考え、良いものを取り入れ、心技を発展させる段階。「離」は、一つの流派から離れ、独自の新しいものを生み出し確立させる段階。
デジタル大辞泉より
師の教え(演出のダメ出し)に従い、それが身についたら他の人の演技を見ながら取り入れられるものを吸収し、自分だけの芝居を確立する。
茶道や剣道では一生をかけて「離」にたどり着くと思いますが、芝居の稽古では短く「守破離」を繰り返すことで自分の個性を表現する事が出来るのではないかと思います。
【個性の表現】
舞台は集団芸術です。独りよがりや台本を無視した演技は全体に迷惑をかけル事になります。
台本を読み込み、周りの声に耳を傾けて物語の一部となった上で、自分の表現にチャレンジしてみましょう。
その際、守破離を短時間で繰り返す事が短時間で成長できるコツではないかと思います。
【初めは出来なくて当たり前】
初めから何でも出来る天才は稀にいますが、ほとんどの稽古は役者同士、または演出との探り合いから始まります。
間違って当たり前、間違いをたくさん演出家に提案すればその一つが演出を超える演技になるかもしれません。稽古は間違ってナンボ。ドンドンチャレンジしてください。
ただし、「台詞を覚える」「遅刻しない」「挨拶をする」など、最低限やらなければいけない事はやりましょうね。
なんども言います、舞台は集団芸術です。
頑張れ!