こんにちは福田修司です。
お芝居に限らず、集中力がすごく上って何をやっても上手くいくってことありませんか?
人によっては「神が降りて来た」なんて言う事もあります。
実はそれ【ゾーン】では無く【フロー】かもしれません。
アスリートでもゾーンを経験するのは生涯でも数回
あるプロ野球選手がバッターボックスで「ピッチャーが投げたボールの縫い目が見えた」と言って話題になった事があります。
陸上400Mハードル、日本人初の世界選手権でメダルに輝いた選手は「試合中の記憶がない」と言っています。時間の感覚が消えたのです。あとでVTRを確認すると自分が考える理想の走りと全く一致していたと言います。
スピードスケートで世界記録を記録したある選手は「氷の上に光の線が見えた」と語ります。
これらに共通することは現実ではあり得ない事が起こっていたと言う事。
スーパースローカメラでしか捉えられないものが見えたり、時間の概念が消えたり、見えないものが見えたり。
更に共通しているのは究極の集中と究極のリラックス状態が混在していた事。
この人智を越える経験は一流アスリートでも生涯で数回しかないそうです。
普通の人がゾーンに近い経験をする
知り合いの写真家が「面白いように自分が撮りたい絵が撮れる事がある」と言っていました。
僕も昔絵を描いていて「勝手に理想の線が描ける」なんてことを経験しています。
皆さんも楽しいことに挑戦していて、あっという間に時間が経ってしまう経験はありませんか?
その時、集中とリラックスが混在していたのではないでしょうか?
これ【ゾーン】に入る手前の【フロー】と呼ばれる現象なんです。
他にも特徴があって「自分が消える感覚」「喜びだけの感覚」と言った事があげられます。
訓練すればいつでも【フロー状態】になれる
世の中にはフローを上手く利用して効率よく行動している人がいます。
どんな事でも20時間あれば基礎学習が終えられると言われますが、(無意識かもしれませんが)フローを上手く使いもっと短い時間で新しいことを習得してしまう。
要領がいい人っていますよね。
その人は集中とリラックスが混在しているのではないでしょうか。
何がフローのスイッチかは人それぞれなので、自分で見つけるしかありません。
難しいかもしれませんが、フローがあることを頭に入れておくとフロー状態の後「何がきっかけだったのだろう?」と検証する事ができます。
役者の習慣にすべきことは自分の体を知ることです。
知ることで何ができるのかが認識できます。
自分との対話です。
自分を知ればフローを利用して任された役を深く探究できます。
自分を消すことで役に没頭する事ができます。
フロースイッチあなたはどこにある〜♪
ではでは