チケットノルマと言う悪しき習慣

こんにちは福田修司です。

皆さんは小劇場のチケットを買う際、どうしてますか?

  1. 劇団のホームページや劇団に電話して購入する
  2. プレイガイドなどを使って購入する
  3. 出演者または関係者から購入する

小劇場の場合、ほとんどの人は3の出演者または関係者からの購入ではない出ようか。逆に言うとチケットを売っているのは出演者がほとんどなのです。これはチケットノルマと言う小劇場のシステムがあるからです。

チケットノルマとは何か

出演者が決められた枚数を売らなければならないルール。又はあらかじめ決まった枚数を買い取るルールなのです。

例えば

  • 1枚3.000円のチケットで、ノルマ30枚(名目は制作費)事前徴収
  • 30枚以降は1.000円バック
  • 稽古期間と本番期間2ヶ月
  • 100枚のチケットを販売した場合

この場合最初に90.000円事前徴収され、30枚目以降の金額、70.000円(出演料)と事前徴収した90.000円が出演者に支払われます。合計すると160.000円ですが内90.000円は事前に収めたものが返ってきただけなので、純粋な出演料は70.000円のみとなります。

2ヶ月分の利益は70.000円。

これでは生活ができません。しかも、一人で100枚のチケットを売ることは難しいのが現実です。したがって小劇場の出演者は稽古のない時間にアルバイトに励まなければなりません。又、昨今の小劇場のチケット料金の高騰で販売に苦しむ役者が多くなっています。

解決の糸口はまだ見つかっていませんが、ホリエモンこと堀江貴文氏がYouTubeにてこんな動画をアップしていました。

https://youtu.be/Xc7nJQb0djg

この動画で演劇の新しい形を提案されているのだと思います。

演劇をもっと身近に。受け手から送り手へ。カラオケのようにお芝居を楽しむ。

この流れができれば小劇場の役者関係者の収入も増えるのではないでしょうか。誰かに頼るとか、世の中の流れが変わるのを待つのではなく、自分で変えていく努力も必要だと思います。

役者は食えない。ならば食えるように何かを変える努力をしましょう。

その糸口をこのブログでも今後提案していこうと思います。

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